大どんでん返し創作法 面白い物語を作るにはストーリーデザインの方法論と人生の成功法則の共通点

大どんでん返し創作法 面白い物語を作るにはストーリーデザインの方法論 今井昭彦 PIKOZO文庫

 

小説はそれなりに読んでいます。面白い物語に出会うこともあれば、つまらなかったと思う物語もあります。

その違いとはなにか?

面白いというのは、感覚の問題なので個人差があると思っていました。

ところが、面白い物語には、パターンがあるわけです。(これは以前から知ってました。)

 

この本の著者は仕事柄浴びるほどに小説などを読み、あらすじをすばやく読み取るといったことを続けてきたそうです。

そんな経験から売れる物語には法則があることを見つけたわけです。

 

僕の奥さんはテレビのサスペンスドラマが大好きです。

2時間のサスペンスドラマなどははじまって10分程度ですぐに犯人が誰か指摘しているし、ストーリーもほぼその時点でわかっています。

でも、毎日のようにサスペンスドラマを見ています。何が面白いのかと聞けば、ワンパターンだけどどんでん返しが面白いのだそうです。

つまりは、こういうことです。

この本には面白い売れる物語には、「どんでん返し」がいかに大事かが書かれています。さらにいきなりどんでん返しから考えることで素人にも面白い売れる物語が書けるのだそうです。

 

どんでん返しは分類化されているので、その公式にに当てはめ、あとは大量に物語を作り出し慣れることでだけです。

もはや職人ですね。

この本を読んで感じたのは、人が面白いと思う物語というのは、立身出世物語に通じるところがあるということです。

大会社の社長さんで、貧乏で学歴がないなどのハンディがあり、成り上がりを目指すも、事業の失敗や破産になったりと一度はどん底まで落ちる。

でも、そこから人生の大どんでん返しを決め、あれよあれよという間に社長になるというパターンがありますよね。

あれと酷似しています。

 

人間はこういう話が好きなのです。

だから、ドラマティックになればなるほどストーリーとして面白いわけです。

これは誰にでも当てはまる人生の成功法則なわけです。つまり、苦しんで苦しんでも諦めずにやり続けることで、大どんでん返しによる一発逆転によって大成功をおさめることができるわけです。

 

人間にはそういった遺伝子が古くから受け継がれているのではないでしょうか。
だから、大どんでん返しのある物語を面白いと感じるのだと思いました。