内藤誼人の「マンガでわかる!人は「暗示」で9割動く」 の感想

マンガでわかる!人は「暗示」で9割動く 内藤誼人 すばる舎


暗示というキーワードに引っかかり購入してしまいました。

マンガで描かれている部分もあるので、理解しやすいのかなという思いもありましたが、それはそれで特別意味があるとは思えませんでした。


暗示をかけるというと胡散臭いイメージがあるが、ここでは暗示=潜在意識に働きかけるという意味で使われています。ただ、暗示は自分にかける以外にもちょっとした言葉や仕草、表情などで相手に暗示をかけ、意のままに思い込ませるものだとあります。

暗示をかけるためには、言葉使い、単語、フレーズの使い方がポイントです。また、仕草や表情は相手が感じる自分に対する印象づけに役立ちます。

ところで、この本で書かれている暗示ですが、偽装と言い換えることができると思います。

人間の本心を理解することは難しいですよね。自分の本心をうまく言葉に伝えようとしても、実際に本心を100%表現してしまうことで取り返しのつかないことにもなりかねません。

こぶしをぎゅっと握り、ぐっとこらえた・・・なんて場合です。

ですから、誰の本心も理解することなんてできないですよね。
であれば、本心を表さなくても交渉事や組織内で自分をアピールしたり、自分の夢や理想に近づくためや自分を鼓舞するためなど、あらゆる場面で自分に有利になるように持っていくためには、自分や相手の「そう思い込ませる」ことが必要なのです。

それを端的に言い表すとしたら、「偽装」することなのだと思いました。


ところで最近マンガを使ったビジネス本をよく見かけますが、なぜマンガなのでしょう?マンガだと読みやすいのでしょうか?
僕自身、そう思いましたので、おそらくそう思われる方は多いのだと思います。もしくは、最近の活字離れに対し、一矢を報いる意味で「まんが」を利用しているのでしょうか?
いずれにしても、この手の本は全編マンガではありません。30%くらいは文章で構成されています。

ひとつのテーマに対し、まずマンガでストーリー仕立てにして説明し、その後同じ内容を文章で解説するという方式です。

出版社側にマンガだと実例的な物語を展開できるため理解しやすいと感じてくれるだろうというのがあるのかもしれませんが、今回、読み通してみて感じたのは、別に全部文章でも構わないということでした。文章であれば、自分が理解できない部分は繰り返し読むことで理解できるレベルに到達できますが、マンガだとさらりと読めてしまうので、深く理解しないまま進んでしまう気がします。その後に同一の内容を文章で解説してはありますが、ほぼ同じことを書いてあるので別段、解説を読まなくてもいいかとも思いました。結構だるく感じる部分もありましたから。

ですから、どちらかに統一してくれた方が、より深く理解できる気がします。まぁ、人それぞれでしょうけど。

あとマンガではイベント企画会社の女性リーダと社長賞を受賞するような優秀な先輩社員が進行役になっていてキャラクターと舞台設定が決められています。これはかえってイメージが固定されてしまいます。丁寧すぎる気がしました。これもあくまでも個人的な感想ですが。

自分有利に物事を運んだ方が、自分の人生楽しいですよね。ですから、この本の「偽装」のテクニックは、すぐさま実生活で実践し自分のものにしていかないといけません。

ビジネス書に限ったことではありませんが、読んだらどういう形にしろ、アウトプットをすることです。この本のエッセンスは、即アクションに移しみようと思います。