しぶの本「手ぶらで生きる」の感想を書いた!

手ぶらで生きる ミニマリストしぶ サンクチュアリ出版


この本は、ふらりと立ち寄った書店で見つけました。タイトルにあるミニマリストに関心があったわけではありません。購入した動機を自分なりに分析してみるとタイトルと表紙でしょうね。
まず、タイトルの「手ぶらで生きる」、サブタイトルに見栄と財布を捨てて自由になる50の方法とありました。普段から自分の中には無駄をそぎ落として生きることを意識している部分はあります。そのため無意識に目についたと考えられます。
次に、表紙。表紙は白ベースに黒文字のモノトーンで構成されています。比率としては白が85%ほど、残りの15%程度が黒文字です。シンプルであるがゆえにかえって目を惹きます。手に取り、ページをめくるといきなりなにもないワンルームの部屋のカラー写真が見開きになっています。これは衝撃的でした。
「おい、おい、本当にこんななにもない部屋に住んでいるのか?」と疑ったほどです。でも実際に住んでいるとわかり、驚きました。それで興味を惹かれ、購入を決めたのです。


読んでいくうちに著者であるしぶさんの言うミニマリストというものは、自分の最適解を追求することではないかと思いました。僕はミニマリストという言葉は知っていましたが、その定義については詳しく知りませんでした。それまでは、ミニマリスト=物を持たない主義の人、という漠然とした理解はありましたが、この本を読んだら、ミニマリストとはそんな単純なものではありませんでした。ミニマリストというのは、自分のことを理解し、自分の好きなもの、必要なものを自分の基準で取捨選択できる人のことなのだと理解できました。肝となるのは自分で決めるという点です。他人と比べて決めるのではなく、自分で決めるというところが参考になりました。

多くの人の所有物の購入動機は、人からどう見られるということではないでしょうか?

とくにファッションや車、時計などそうではないでしょうか。

ミニマリストというのは、あくまでも自分が使いやすいとか気に入っているという理由で所有しているわけで、その点が差異でしょうね。


ただ、どうしても疑ってしまったのが、床に寝るという行為です。冬場など寒いでしょうね。いくら毛布にくるまって寝るにしても、さすがに寒いと思います。4畳半のワンルームで寝るとなれば、寝袋かなと思いきや、床に直に寝るというのは驚きました。やったことないので、想像でしかありませんが、真似できないですね。独身時代なら実践したかもしれませんが、家族がいるとさすがに無理です。

ものに限らず思考、人間関係、お金などにもミニマリストとしての行動とそれを裏付ける思考により、見事にシェイプアップされていると思います。ただ、勘違いしてはいけないのは、ミニマリストは単に無駄をそぎ落とすことではないということです。いろいろと試していくなかで、自分にとって居心地のよい最適解はなにかを追求する姿勢こそが、著者のいうミニマリストなのだということです。
「僕はものを持たずにこれだけ快適に生活できるんですよ」という鼻に突くような話ではなく、物にあふれた現代こそ、自分の真のお気に入りを探すべきであり、それを追求していくと必要なものはこれくらいで済みますという一種のメッセージにくみ取れました。