オー ・ヘンリー傑作選を読んだみたら・・・

賢者の贈りもの O・ヘンリー 小川高義 訳 新潮文庫

短編の名手として名高いO・ヘンリーの小説は、たしか高校生くらいの頃に結構好きで読んだのですが、今や「最後の一葉」くらいしか覚えてなかったので本屋でたまたま目にしたのをきっかけに買いました。

これは「O・ヘンリー傑作選Ⅰ」です。

O・ヘンリーの小説は最後にオチがあるので面白いという印象でしたし、実際、「賢者の贈りもの」を読んだときも最初の印象は似た者同士の夫婦の話というものでした。

ところが、1ヶ月くらいしてからもう一度読んでみたところ、全然違う感想を持ちました。

読了後、作者はなにを言っているんだろうってどんどん突き詰めていくと人間の本質的なものを表現していることがわかりました。

本当にもらって嬉しい贈りものって、モノではなく気持ちだってことだと思うし、人にいいことをしたら必ずなにかの形として返ってくるとか、探しているものは実は目の前にあるのだとか・・・。

そういった本質的なことが、教訓めいたものではなく、エピソードして表現されているのだと感じました。

1900年台初頭のアメリカの日常だったり、考え方だったりが、わかるところも面白いです。

新潮文庫から出ているO・ヘンリーの短編集は、全部でⅢまであるので、全部読みたいと思っていますが、いつになることやら、です。