逃げることは悪いことか?を考えてみた。

逃げる力 百田尚樹 PHP新書

ドラマに「逃げるは恥だが役に立つ」というのがあった。意味自体は、「たとえ恥ずかしい逃げ方だったとしても、生き抜くことが大切」。ハンガリーのことわざだそうだ。

たしかに「逃げる」という言葉には、消極的なイメージをもたれることが多いが、「逃げる」には、的確な判断力が必要だというのが、この本の中心にあるようだ。

 

ブラック企業という言葉は、すっかり定着したけど、そこから辞める=逃げるには、やはり判断力が不可欠であるという。

つまり、とっとと逃げなくてはいけないのに、それさえも判断できなくなるほどに追い込まれてしまう前に自分にとっていちばん大切なことは何かということをしっかりと判断し、逃げるという方法を自ら選択することが必要なのです。

 

「逃げる」というのは、歴史的にも証拠があり、信長や家康の事例もあり、参考になります。たしかに逃げるというのは、戦略のひとつでもあるし、撤退とか損切りとかは、案外と勇気がいることです。

株の本とかにも投資で成功するには、いかに早く損切りできるかが、ポイントだと言われています。

 

では、なぜ逃げるという判断が下せない人が今結構いるのかというと、それは自分にとっての中心がなんなのかということがはっきりしていないからではないかと感じました。

つまり、自分にとっての核が何か?

自分にっての幸せの基準をしっかりと持つこと。これは生きていく上で非常に大きいと思います。

 

それをしっかりと持つこと、確認することで、いかに早く逃げる判断を下せるかどうかに関わってくるのだと思いました。

 

あとはいかに思い込みを排除できるかです。

人間関係や組織での自分の立場、友達など。。。思い切って断ち切るには、それまでの「思い込み」を客観的に見て、必要かどうかを考えてみることかなと。

これは会社や人間関係だけではなく、災害などに対しても、同じです。自分は大丈夫という思い込みこそ、判断力の低下につながっているのです。

 

この本から学べるポイントととしては、自分にとって大事なことはなにかを今一度考えてみる。その上で「逃げる」という判断をしたなら、とっとと逃げることだと思う。

とはいえ、なんでもかんでも逃げるのは逃げ癖がつくだけですけど、逃げるのは別に悪くはないでしょうね。

そもそも「逃げる」という言葉のイメージとしては、「巧み」さを感じるのだが、いかがなものか?