アガサ・クリスティの「ねじれた家」を読んだ感想!あらすじや真相は?


アガサ・クリスティの「ねじれた家」という作品を読みました。いわゆるノンシリーズものということで、ポアロもミス・マープルも出てこない作品です。

2019年の4月に映画上映されているそうですが、僕はハヤカワミステリーの本を読みました。ねじれた家の内容や感想をまとめてみたので、チェックしてみて下さいね。

「ねじれた家」を読もうと思った理由

まったくの先入観なしで、クリスティの本を購入しに訪れた書店で見つけました。タイトルが、ちょっと引っかかったのが動機といえば動機でしょうか。

あと、ポアロもミス・マープルも出てこない作品は、「そして誰もいなくなった」とか「アクロイド殺し」などを読んだことがありました。どちらの作品もミステリー界に旋風を巻き起こした作品です。なので、ノンタイトル作品は、結末がかなり衝撃的なのかなという期待を持ち、読んでみようと思いました。

読んだ感想

ねじれた家のあらすじは、大富豪の人物が毒殺される事件が起きます。被害者の孫娘の婚約者(彼氏)と、その父である警視庁副総監、主任刑事が捜査を進めていく話です。同居している被害者の親族が、みなどこか心がねじれており、屈折した印象があります。なかなか真犯人が絞り込めないなか容疑者が逮捕されますが、その後、さらに殺人未遂や殺人事件が起きていきます。婚約者がこの家の親族と関わっていく過程で真犯人を見つけていくというものです。

真犯人の意外性は、高いと思います。

警察の捜査は、一般的に考えられる動機と殺害が可能かという面から進められ、読者もそれを信じて読んでいきますよね。でも、そういった読み方では、クリスティが書くミステリーの謎を解くことはなかなか難しいと思います。

ねじれた家は、思考の盲点を突いているので、そこに疑いを持つ視点がないと真相にはたどり着けないと感じました。

エッセンスとは?

この作品の本質は、育った環境でどんな心になるのかが、ある程度決まるというものだと思います。

原題の、「Crooked House」は、作中に引用されているマザー・グースの童謡に由来しているのですが、まさにねじれた家に育つとねじれた心を持つことにつながっているのではと感じました。

こんな方に向いています

派手なトリックや二転三転する真相が絡んでいる話ではなく、人間の心について書かれているので、読後もちょっと後味が悪い印象です。

ミステリーでも、こういう心理ミステリーも面白いですよね。なので、物理的なトリックなどに少し食傷気味な方におすすめです。

逆に、こんな方には向いてないかも

やはり、密室ものとかではないので、そういうトリックの解明が好きな方には物足りないかなと思いました。

まとめ

ねじれた家は、実はクリスティが自ら最高傑作だとした作品なのです。

ミステリーとしては、比較的地味めですが、あとからじわじわと来る読後感があります。

また、探偵役がいかにも探偵っぽい感じじゃないところが、かえって「ねじれた家」に棲む人たちの人間模様や心理描写を際立たせている要素になっているのだと思いました。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
スポンサーリンク